もみじの整枝・葉刈り

(1)整枝
鉢づくりにして品種を楽しむには、あまり樹形を気にせず栽培した方がいいのですが、
庭木のように大きくして管理が面倒になるばかりか、鉢とのバランスをくずしますので
大きさを押さえるためにも、整枝は必要な作業です。

整枝の時期は、普通、春の彼岸前後か、あるいは6月の葉刈りのときに行います。整
枝のポイントは、カエデ類は節間から不定芽を出さないので、節間で整枝することは意
味のないことです。一節の葉がでたら、その先を摘むか剪定バサミで切り落とし、それ
を繰り返していきます。また、徒長枝は成長期(3月〜7月)に、そのつど取り除きます。

整枝の
第二のポイントは、太枝はなるべく切り込まないようにすることです。カエデ類
は切り口の傷が治りにくい植物です。生長期に大きな傷を作ってしまうと、なかなか直
りにくくなります。どうしても切りたいときは、冬の休眠期に行います。
[整枝の仕方]
 
(2)葉刈り [葉刈りのやり方]
葉刈りは、単に小枝の分岐、枝打ちを細か
くする効果ばかりでなく、葉を細かく密に出
させる上に大いに役立ちます。また、葉を刈
った後に出てくる葉は、薄くて勢いがあり、
きれいな紅葉が見られます。
葉刈りの時期はだいたい入梅の始めから
終わりごろまでです。ただ、一般的に木にと
って負担の大きな作業ですから、予め春先
から肥培しておく必要があります。
なお、全体的に行う方法と部分的に行う方
法がありますが、カエデ類の場合、全体的
に葉刈りした方が良い仕上がりになります。
@普通は、頭(上)の方から始めて、だんだ
ん下に向かって進めていき、葉柄だけを残
してはさみで1枝1枝切り取っていく。特に、
樹勢の衰えた木については、1枚の葉を半
分くらい残して葉刈りをすることもある。
A葉を刈った後は、木はちょうど冬の状態
になり、葉のある木ほどに水分を必要としな
いので、あまり過多に灌水することは禁物。
B1〜2週間は半日陰地に取り込んで、水
は乾いたらやる程度にし、芽吹いてくるまで
雨にも当てないように注意する。葉が出て
きたら日光に当て、水をタップリ与える。
(図)「楓ともみじ入門」(小林治郎著)より